すみれの散歩道

心惹かれる宝塚や映画などについて綴ります

宙組ライブ配信 ゆりかちゃんはホームズじゃない?

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真風さんの安定のカッコよさよ。
潤花さんとの本公演のお披露目は大成功。
ワトソンとのやり取りはもしかして日替わりのアドリブ?長かったけど面白かった。
ずんちゃんこんな事もやるのと思ったら、輪を掛けてゆりかちゃんがやり返してた。
ゆりかちゃんがリラックスしてた。


潤花さんが隣にいると真風さんのアダルティな魅力が倍増される。特にモリアーティの所から出た後のやり取り
激高するやり取り、ふたりのリアルな感情がガツンと来た。
前作の「ホテルスヴィッツラ」でも。
アイリーンの焦りと恋心、ホームズの嫉妬心。




でもそれは原作には描かれていません。
描かれて無いからこそアイリーンとホームズの関係が永遠の謎であり、読者にとって魅力的に映ります。
ホームズはアイリーンに対する感情に名前を付け兼ねています。名前を呼ばず「あの女」と呼びます。
それは自分で女に名前をつけたいという願望なのだろうと思われ、その願望はすなわち。
そう考える人々が今までも色んな2次創作物を生んできました。
でもアイリーンはどうだろう?






今回の作品は飽くまでも原作を元にした「宝塚」の「シャーロック・ホームズ」として観ました。


衣装や大道具が想像していた以上に良かった。
ここ最近で一番かも。
雪組でもこんな衣装が見たかった。羨ましい。
ワトソンの恋人メアリーが着ていた水色の衣装、素敵だった。

冒頭のアイリーンと海軍大臣のやりとりから展開もダレずに観れました。
途中で黒衣の夫人が6人くらい出てくるが、あれはホームズの過去の依頼人?ここうまい。
メアリーもいる?
また原作読みたくなるよね。
雪組でも…以下自粛
でもその後ろで男役が並んで握手してたのは謎。
ポスターの鎖は犯人達の連絡に使われている、でもどんな風に?

ベーカー街221Bだとか
モリアーティが集めている絵画がある部屋
モリアーティ一人下手に残る場面が絵的に好き

潤花がセンターで登場するオペラ座の場面
モリアーティをおびき出す偽の舞踏会(?)
ワトソンと恋人が楽しく踊るシーン
宝塚らしい場面がいっぱいで楽しい。
あとホームズがセンターで事件を単独犯行では無いと説明している時、下手で男役4人と娘役で犯行の様子を演じてるんだけど、終わると素敵なお辞儀をして去るの好き。虚構の中で遊ぶ。演劇っぽい。


「言えなかったのよ」ってメアリーの言い方好き。
天彩峰里さんアマイロミネリ
夢二でそらくんの相手役
お顔覚えました。
フライングサパで母親役だった松風さんは天才機械技師。イッチャッテマシタ
鷹翔千空タカトチアキ
お顔が好み。
紫藤りゅうさんはキキちゃん兄
はじめは分からなかった。
ららさんが色気が溢れるハドソン夫人だった。

りんきら専科に行ったら雪組に来て欲しい。
そしてそらくんのあんな低音久しぶりに聞いた。
首を長くして待ってます。

ゆりかちゃんは私の思っていたホームズではなかったけど、「真風涼帆」は素敵な男役でした。
次回の宙組も楽しみです。


作・演出/生田大和



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