気は優しくて力持ち、夢介は女にモテるアンパンマン!
友会よ、ありがとう
今までで、一番見やすい席でした。
その上なぜか前方席が空いていてノンストレス。
今回はお芝居でもショーでも生徒さんが銀橋で一度立ち止まる場所の正面だったので、もう嬉しいやら恥ずかしいやら。
実は持ってきたオペラグラスを駅のロッカーに置いてきて、劇場で借りようと思ったらコロナ禍の為貸出し中止、咲ちゃんの顔が見えるかドキドキ。
結果問題なし、むしろ最高の席でした。
解説を読んだ時から、これは夢介の成長物語でなく、夢介によって人生が良い方向に向かう人々の物語なのかなと想像していました。
主人公の成長物語ではないのは、春野寿美礼さんの「ラ・エスペランサ」もそうでしたね。
DVDでしか見ていませんが、飄々としたオサさんが最後には自分の夢を叶える物語でした。
アンパンマンは自分の顔を弱っている者へ与えてしまうのでバイキンマンと対決する頃にはいつもヘロヘロ、絶体絶命になるとジャムおじさんとバタコさんが駆け付け新しい顔をすげ替える。
出産後にアンパンマンを見た時は、ニコニコ笑っている娘の横で大号泣。
子育て中の自分自身に重ねてました。
一方夢介は力では対抗せずお金で解決。
お金は出すけどいつも低姿勢。
一見牛のようにぼーっとしているけど、最初のお銀の企みに対処もするし、煙草入れにも気づく、悪七とお滝の為にお芝居も打って、お銀に痛いところを言ったりもする。
男の人はそうかも。
お銀に言った嫌いな女の人の事。
気をつけます。
相手が改心したからお金を渡すんじゃなく、困っていると分かるとお金を渡す。
死金では無く生きたお金。
Give and Takeでもない。
道楽修業は人生修業。
「世の中金じゃない」
「鐘(金)の恨みは数々ござる」
どちらもホント
お金に辛酸を嘗めた事があるであろう玄人のお姉さん達にモテまくる夢介。
田舎言葉は問題なし。
判断力、決断力もあるし、頼りになる男。
お銀が誰にも譲らない男。
お糸ちゃんやお松ちゃんは好きになりません、あくまでも玄人受け。
気になったのは、あちこちで石田さんのデリカシーの無い台詞があったこと、あれでは笑えませんね。
大劇場をよく使ってるなと思ったのでそこが残念でした。
お読み頂きありがとうございました。
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