すみれの散歩道

心惹かれる宝塚や映画などについて綴ります

露天神社(お初天神)

すべての公演が千秋楽まで完走できますように

今回『ODYSSEY』を2回観劇。
旅行の前からもう1枚、雪組月組のどちらでも良いので、チケットを探しましたが土日ではムリ
当たり前か、でも残念。
webでギリギリまで探しましたが希望するチケットは見つからず。
交換希望とか、バラ売り不可とか、昼公演ではなく夜公演だったりとかね。


それで雪組さんの公演完走をお願いしに「露天神社(つゆのてんじんじゃ)」いわゆる「お初天神」に行って来ました。
梅田芸術劇場に行くときいつも地下道ではなく歩道を歩くことにしているので、その途中で「曾根崎警察署」の交通標識を見ていて、あたりをつけて行ってみることにしました。
何故歩道を歩くのがお察しください(笑)

www.tuyutenjin.com
hpの中の地図が分かりやすい。

初天神商店街をしばらくあるくと直ぐに見つかります。
今では「恋人の聖地」になっているそうで、観光地によくある顔出しパネルもあり『曾根崎心中』の世界観は感じられません。小さな神社です。風鈴の音が夏らしい。
今は縁結びの神社として売り出し中。
私がいる間も若い女性の二人連れがちょこちょこ来ていました。
何人かは私と同じ目的かしら。
都会の真ん中、商店街にある神社って面白いですね。


神社建立の由来があるはずなのに、いつの間にか全く違う路線で参拝客を呼び寄せている所は結構あります。
こちらは実際の心中事件の現場となり、近松浄瑠璃が大評判になり今に至るという訳ですね。

生前杉浦日向子さんがNHKの番組で「本当に遊女が心中したので庶民は驚いた」とおっしゃていました。
遊女は客に来て欲しくて文を書くんだけど、それにはもしあなたが来てくれなければ死んでやるとか、添い遂げられなければ二人で死んでしまおうとか、情熱的な内容を送るそうなんですね。紅をつけたり血をつけたりして。
でもそれはお互い「嘘」と分かって「遊び」として楽しんでをしていた、それなのにお初と徳兵衛は本当に心中してしまったと。

でも、楽しんでいたのは客だけで、遊女は必死だったと思いますよ。

歌舞伎も浄瑠璃も評判になりますが、心中事件そのものが増えてしまいその後幕府も心中禁止令を出すまでになります。

神社の別称は、徳兵衛ではなく「お初」
庶民は遊女のお初に自身の哀れさを重ねていたのでしょうか。

商店街は地方にあるようなシャッター商店街では無く、コロナ禍でもお店を開けていました。
さすが都会。
私が行ったのが3時頃だったのでお客さんはまだ居ませんでしたが、灯りもつきちょっと誘われそうでした。
お店の前に出している写真がどれも美味しそう。


帰りは商店街の逆から出て、梅田駅方面に大きな道沿いを歩くとWhity地下街の入り口を発見。
神社の地図でいうと東梅田駅の近くだったと思います。
私としては挑戦でしたが、飛行機の出発まで十分時間があったので行ってみることにしました。高速バス乗り場をめざして延々に行くと阪急梅田駅まで到着!
無事に着けば地下街って便利。外は暑いので本当は利用したいが自信が無いんです。
地下街どころか連絡通路でも迷ってしまいます。



実はお初天神では、れいこさんの公演をお祈りするのを忘れていました。
すみません。
機上で想い出し強く強く念じました。
大丈夫!
初日の映像を見ましたが、組長さんが厳しく「今後は感染症対策を強化し・・・」とご挨拶の後、れいこさんは「月組生みな、やる気にみなぎっています」輝くような笑顔でお客様にご挨拶していました。
組長さんもトップさんも組子の皆さまも、公演の開幕ほんとうにおめでとうございます。
羨ましくもチケットをお持ちの皆様もどうぞお楽しみください。







お読み頂きありがとうございました。
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