すみれの散歩道

心惹かれる宝塚や映画などについて綴ります

花組全国ツアー 恋する男たち②

f:id:h_9073:20210919081136j:plain

聖乃あすか ビセント・ロペス
エリオの親友 闘牛士

お名前は知ってましたがお顔を認識したのは「ダンスオリンピア」から。
「赤い月」の苦悩するダンスが絶品
細くてしなやかなひとこちゃんとガタイがしっかりしている(ように見える)あすかちゃんがお似合いでしたね。曲も語り部も良かった。
あれを見るためにBlu-ray買った…笑

今回は歳上の伯爵夫人の間男
では無く誠実な恋人です。
熱かった。
ああいう熱さがあすかちゃんの中にもあるのではと妄想しそうです。
あすかちゃんは素のお顔は柔和な感じなのに今回の舞台では「漢役」と書きたくなります。
伯爵夫人にもグイグイいったんでしょうね。
下品ですいません。
前半は2番手ポジで存在感を見せていました。
二人の恋のきっかけは全く語られてはなかったのですが、エリオたちがマドリードに来て初めて出会い、直ぐに恋の炎が燃え上がったのでしょうか?
もしかすると過去に会っていたかも
社交界や華やかなパーティでとも思いましたがここは教会での出会いではいかがでしょうか。

①慈善事業のため教会に手伝いに来ていた二人がお互いの身分を知らずに知り合う
②初めてお手伝いに来たビセントを実はしっかり者の伯爵夫人がシャキシャキと指示してくれてお互いに信頼関係ができる
③ビセント月1回の慈善事業に毎月やって来る
④偶然、伯爵夫妻を見たビセントは、教会に来ている時の伯爵夫人とは別の彼女を知る
⑤どちらが本当の貴女?
⑥そこからお互いの家族や幼い日の出来事を話します
闘牛士として上を目指していたビセントにとって初めて自分の弱い部分を見せられた人が伯爵夫人夫人だったのです

って言うのはどうでしょか
ベタ過ぎます?

エリオと再び会ったとき既に花屋をやっているって事は、以前から計画的に行動していたのではと思いました。
案外ビセントは実業家として成功するのでは!
妄想です。
でも伯爵夫人も「ちゃんと別れて貴方の元に行く」みたいな事を言ってた様な気がします。
決闘に勝利し法的にも問題なくても闘牛士としてはやっていけない。
だから愛する人と暮らす為にはコルドバを去り新しい仕事に就く事を選んだ。
周りからは危険な恋をしているように見えましたが、実はふたりはこれから堅実な人生を歩むのではと思いました。



で、舞台上にいるあすかちゃん何ですが
見てると何回か珠城さんが重なって見えて来ました。
声かな?体格かな?
ふとももミッシリ系?

そうなると「未完」のショーバッディをあすかちゃんに是非やって貰いたい。
劇場で観た時も思いましたが「えっお芝居が2本続くの?」
大大大好きでDVDも買って見ましたが「やっぱこれショーじゃ無くてお芝居だよね」
でも構成はりっぱな宝塚の定番ショー
違和感は台詞の多さ
それでも何回でも見てしまう魅力的な作品です。
CDも買って歌詞も読みました。
宝塚の楽曲ってすべてとは言わないが歌詞が余りにも弱い。
台詞ももっと推敲を重ねた方が良いもの多数あり。
上田作品の魅力のひとつは台詞。
そしてショーバッディではキャッチーな歌詞のオンパレード
こんな主張が歌詞として成立するの?!

話が逸れてしまいました、すいません
好きなものでつい

「哀しみのコルドバ」でのあすかちゃんを観て「漢役」聖乃あすかのポテンシャルを感じました。
「ビッグシアターバンク」の銀橋上手から赤い薔薇を胸に挿した燕尾服のあすかちゃん、「悪の華」のセンターで腰を落として踊るあすかちゃんは見たくないですか。




今回はロメロの甥フェリーペを優波慧さんが、セバスチャン伯爵を一之瀬航季さんが配役。
番手としてはこうなのかもしれませんが、逆でも良かったかも。
伯爵の重厚感を研12の優波さんに任せて、アンフェリータに憧れるフェリーペの爽やかさを一之瀬さんで見たかったなと。

そしてもう一人是非書きたい方が、エリオの師匠でアンフェリータの父親アントン・ナバロを演じていた和海しょうさんさん。
歌では良くお名前をお聞きしてましたが台詞も聞きやすかった。
そしてナバロいいわ〜
穏やか〜
ニュートラル〜
でも締める所はキチンと締める出来る男
エリオも慕っているのが分かる
もう、ナバロが好きなのか和海しょうさんが好きなのか分からない…笑

こうやって舞台を通して好きなジェンヌさんが増えていくのも楽しいですね





にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村