すみれの散歩道

心惹かれる宝塚や映画などについて綴ります

真風涼帆007決定という事で雪組別箱公演を予想する

ブーゲンビリアもオオゴチョウもまだまだ花盛り

来年の宙組公演が発表されました。
現在の宝塚歌劇団の中でジェームズ・ボンドを演じられるのはゆりかさんだけでしょう。
半年前なら古くさい題材をと思ったかもしれないけど、皮肉にも今の情勢では『王家に捧ぐ歌』や『NEVER SAY GOODBYE』よりも相応しいかも。
007自体がスパイのパロディになっているので気楽に見られる。



宙組公演
■主演・・・真風 涼帆、潤 花

宝塚大劇場:2023年3月~4月(予定)<一般前売:未定>
東京宝塚劇場:2023年5月~6月(予定)<一般前売:未定>

アクション・ロマネスク
カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』
原作/イアン・フレミング007/カジノ・ロワイヤル」(創元推理文庫
脚本・演出/小池 修一郎


1本物なので芝居の幕が下りた後、短いショーが付きます。
小池センセイ、ポー以上の出来を期待してよろしいですか。ワンスはそうでも無かったので是非よろしくお願いしたい。





今までこのサイトでは人事面についてあまり語ることはありませんでした。
語るものが私には無かったからです。


私にとって宝塚歌劇団はいわばお取引先みたいなもの。
チケットを購入し対価に見合うものを見せて貰えば何の文句もありません。
お取引先みたいな歌劇団の人事関連をネットであれこれ言うことは極力控えていました。


このところのゆりかさんの去就については置いといて、えー置いとくのと思った方、すみません、置いときます。


さて、潤花ちゃんはどうするんだろうと思ったんです。
宙組に組替え後はお芝居ではゆりかさんとの相性良く、役も潤花自身の公的なキャラクターとも合い、水を得た魚の様とはこの事だなと。
ただ、ショーでは私の見たいダンスシーンが無くて残念だった。
残念というのは言葉が強いかも、あくまでも私が見たいものが無いということです。
『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』お薦めです。


本公演はハイローで3作目、その次で4作目、それで一緒にというのは何とも勿体ない、次期トップスターと組む可能性もありますが、もしかして宙組先代トップ娘役のまどかちゃんの様にスライドもあるのかなと。
潤花ちゃんは元雪組生。
咲ちゃんとのダンスも良かったよ。

特に『ハリウッド・ゴシップ』のデュエットダンスは宝塚のなかでもあまり見たことないタイプで、子供の頃観た1920年代のハリウッド映画の様なダンスで、素敵!
いや、あのフィナーレは最初から最後まで最高のフィナーレだったけどね!
Blu-rayでしか観ていない私が言ってます、ハイ。
良いとこのお坊ちゃんのような咲ちゃんと太陽のような笑顔の潤花ちゃん。

私が咲ちゃんの相手役に求める物って何といっても宝塚的ダンス、宝塚的ダンサー何だわ。そらくんとのダンスでザワザワしたのはこれだったかも、そらくん大好きなんだけど。



決して夢白さんを否定している訳ではありません。
夢白さんは『ヴェネツィアの紋章』のオリンピア、『夢介千両みやげ』新人公演の浜次、大人の女性が似合う白羽ゆり似の美貌の娘役、咲ちゃんとの芝居の相性も悪く無いはず。


ただお芝居もダンスも一度も組んだことがありません。
あえての戦略でしょうか。


そんなこんなで潤花スライドを妄想していましたが、今回の発表であえなく撃沈。
来年2月の別箱は雪組の担当になりそうなので、全然ダメダメ。
それで気を取り直して、公演自体の予想。
このところ地方公演は柴田作品の再演が多いですね。
私も大好きです。
咲ちゃんの福岡公演はチケットが当たったので楽しみにしていたのにコロナ禍の為中止。
かなり落ち込みました。1月のオデッセイもね。
福岡でうどん、食べる気満々でした。



黒い瞳』              博多座:2019年2月2日(土)〜2月25日(月)
『アルジェの男』         全国ツアー:2019年5月4日(土)〜5月23日(木)
赤と黒』              御園座:2020年2月10日(月)~3月4日(水) 
『炎のボレロ』   梅田芸術劇場メインホール:2020年8月29日(土)〜9月6日(日) ★予定は福岡
『哀しみのコルドバ』       全国ツアー:2021年8月25日(水)〜9月14日(火)
『川霧の橋』             博多座:2021年10月11日(月)〜11月3日(水)
ヴェネチアの紋章』       全国ツアー:2021年6月2日(水)~6月15日(火)
フィレンツェに燃える』     全国ツアー:2022年10月14日(金)~11月3日(木)予定

来年には本公演で花組の『うたかたの恋』が予定されています。



私は雪組の別箱公演に『白昼の稲妻』を是非お薦めしたい。
2003-2004宙組の本公演作品。

19世紀前半の混沌としたパリを舞台に、貴族や商人、下町の人々、その様々な人生が交錯する人間ドラマ
シェイクスビアの「オセロー」になぞらえた劇中劇がこの物語の結末を握る。
(DVD収納ケース説明書きより)

これにちぎさんもカチャも出てるの。

スマホを横にすると見易いです
アルベール・ド・クレール(男爵家の次男)     - 和央ようか⇒彩風咲奈
ヴィヴィアンヌ・ド・ポヴェール(伯爵令嬢)    - 花總まり⇒夢白あや
オーギュスト・ド・オルセー(アルベールの友人)    - 初風緑⇒朝美絢
エドモン・ド・ランブルーズ(侯爵)        - 水夏希/安蘭けい⇒和希そら
ローラン・サバティエ (仕立屋)         - 大和悠河⇒諏訪さきor眞ノ宮るい
ギャランティーヌ・ド・マルタン (サロンの女主人) - 貴柳みどり⇒杏野このみor妃華ゆきのor希良々うみ
ベラ・サヴォワ (テアトル・パリの女優、オーギュストの恋人)- 彩乃かなみ⇒野々花ひまりor音彩唯
クロード・シモン(テアトル・パリの劇場主)      -磯野千尋⇒透真かずき
ヴェルネ(商人)                -美郷真也⇒桜路薫orりんきらor久城あす
カッサンドラ(下町の宿の女将)         -出雲綾⇒愛すみれor希良々うみ
クリスティーナ・ド・クレー(アルベールの母、詩人) -京三紗⇒京三紗
ジャン・クローデル(テアトル・パリの役者)      -遼河はるひ⇒星加梨杏or聖海 由侑
ルネ(少年)                  -花影アリス⇒音彩唯or


簡単にいうとヒロインの復讐物語。
私の印象では歌唱多め。
物語の主人公はヒロインですが、主演はトップスターだという演出です。
脚本は柴田さん、
演出はオギー、
歌詞はふたりの名前が記載。
まさに最強のふたり

荻田さんが手掛ける作品で無駄な演出はひとつも無い。すべてに意味がある。
演者の良さを生かし、今までに無い魅力も引き出す。
音楽、衣装、演者の入り出も含めてこれぞ総合芸術、20年前の作品ですが今見ても面白い。
是非荻田さんの演出で縁の深い雪組での公演を願っています。

劇場は博多座でよろしくね。







お読み頂きありがとうございました。
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村