すみれの散歩道

心惹かれる宝塚や映画などについて綴ります

ちぎさんがハーマイオニー!

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今日はビッグニュースがありました。
これはストレートプレイなのか?
ミュージカルなのか?

分かりませんが、取りあえず娘にはlineしておきました。「ハリー・ポッター」大好きなので。
日比谷にもポスターがありました。

いずれにしても明るいニュースです。
写真もおめでたいものを選びました。

主役はトリプルキャストで他はダブルキャスト
白羽ゆりさんのお名前もあります。


ヤフーニュースでは、「キャスト陣は、度重なる映像オーディションを経て、昨年春には来日した海外スタッフとの対面オーディションに臨み、その座を勝ち取った」とありました。

キャストの皆さま、おめでとうございます。





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ヨーロッパ企画 「九十九龍城」

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「オデッセイ」の中止を受けて、望海さんの森に行こうかと思いチケットを探してみましたが、さすがに時期も遅く2人分の席を手配することが出来ませんでした。

今回は前々から気になっていたヨーロッパ企画の舞台を本多劇場に見に行きました。
下北沢久しぶり。

劇場は裏側から、つまり何軒かお店がある所から入ったんですが、そこを歩きながら「あれっ、ここ確かに通ったことあるぞ」と何かが蘇りました。

もし行った事があるとしたら、10代の頃姉と「上海バンスキング」を観に行ったのが本多劇場だったかもと思いましが、劇場に入ってみると全然違う。
調べたところ「上海バンスキング」は自由劇場でした。
では、いつ行ったんだろう。

本多劇場は映画館の様な造りで、最前列と最後列では1階と2階ほどの差があるのでとても見やすかった。そのうえ席がセンターでしたので後ろから2番目でもノンストレス。

そして感染症対策も素晴らしい。
観客はほぼ誰もおしゃべりをしていません。
お一人様が多いのかなとも思いましたが、中年のご夫婦、若いカップル、二人連れや若い女性3,4人連れの観客もいて多様な客層。
満席、ぎっしり。
話し声はほぼ無し。


場内アナウンスは具体的でした。
コロナウイルス接触感染アプリ」をスマホに入れている人に対する場合の案内も含めて、宝塚と比べると「こういう事は絶対ダメなんだからね」という圧を感じました。
前のめり禁止で背中は背もたれにや帽子を脱いでなどもあり。

そのアナウンスが2回あった後、演者よりお芝居に絡んだ感染症対策の案内もあり、これが小劇場ぽくってちょっと面白かった。
是非、劇場に行ってお聞きください。

また本人確認もきっちりしていました。
本人確認証が必要です。お忘れ無きよう。

これから広島、福岡、愛知、大阪、神奈川を回るようです。
次はこちらにもお越し頂きたい。

ネタバレは避けますが、いつも宝塚を見ているせいか誰が主人公だろうかと見てしまいました。
ミラーボールにも反応したしね…笑

九十九龍城のセットも良く出来ていて、そこをスムーズに行き来する演者さんの動きを見ているのも面白く、笑いの間も良くずっと笑いっぱなし。
でも吉本新喜劇とも違う。
女性の演者さんが3人いるんですけど3人とも良いんですよ。

そうだ、映像の使い方も効果的で小劇場でこんなに使うのは珍しいのでは無いでしょうか。
知らんけど。
宝塚の様に煩くない。
映像制作も行っている劇団だそうです。


最後が決まっているので、途中がしっちゃかめっちゃかでも大丈夫。
というか、最後にすべて回収する。
2時間何も考えずに見ていました。
2月26日の関内での公演が最終のようです。
もしお時間があれば是非お勧めしたいお芝居です。





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東京は寒かった!

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盗撮されていました。
娘に…笑

いや、本当に東京の寒さを舐めていました。
0度
皇居のお堀の水は日陰では凍っていました。
ホテルの近くはビル風でしょうか、午前中は風も強く寒すぎです。
特に顏!
顏以外は色々と寒さ対策をしたつもりでしたが、顏!
顏だけは何もできません!
寒いを通り過ぎて痛い!

思えは昨年の1月は望海さんの退団公演を観るため宝塚にいました。
その時も寒かったけれどこんなに風は無かったはず。

昨年もコロナ禍で、予約した飛行機は欠航にはならないのか?公演はできるのか?今県外へ行っても良いのかと心配し悩みながらの観劇旅行でした。

まさか今年もコロナ禍が続き、花組に続き雪組の公演が中止になるなんて。
共通の関係者が罹患したのか、全く異なる関係者がそうなったのか劇団からのお知らせは無いのでファンには分かりません。ただただ残念です。
でも、感染症なので仕方ありません。
オミクロン株は感染率は高く死亡率等は低いとの報道もあるので、近々政府の指針も変わってくる事になるかもしれません。

そして今日は「オデッセイ」のライブビューイング・ライブ配信の日でしたよね。
当地はライブ配信のみでしたので、当初は旅行から帰っても自宅でまた咲ちゃん達に会えると思っていました。

ナンニモナイナンニモナイマッタクナンニモナイ状態です。


なので買ってきました。
『ハリウッドゴシップ』
観終わったら感想書きますね。


感染症対策には手洗いマスクソーシャルディスタンスの他にも、睡眠や栄養をしっかり取り免疫力を高める事が重要だという話を社内報で読みました。

今は私にとっては宝塚、咲ちゃん率いる雪組が心の栄養剤です。





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おめでとうございます。

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ロイヤルキャラメルモフ


皆さま、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

身内の集まりも昨日で終了し家でのんびりしています。
実家にて思いがけず賑やかなお正月となりました。

幼い子がいると場が和みますね。
私は子供好きではありませんが子供には生きるパワーを感じます。

本拠地宝塚では一日より月城かなと&海乃美月のお披露目公演「今夜、ロマンス劇場で」、東京では本日より柚香光&星風まどかの「元禄バロックロック」が始まっています。
さぞや華やかでしょうね。初日おめでとうございます。
雪組より異動になった彩みちるさんはご活躍でしょうか?

娘も4月からは社会人、ようやく独り立ち。
今までの観劇は宝塚中心でしたが、今後は東京行きも増えるかも。

でも関西が近いのでやっぱり宝塚でみたいかな。
4月のチケット取りの反省もあるので、これからは別箱や卒業された方の舞台等のスケジュールも見ながら計画を立てようと思います。

咲ちゃんのプレお披露目の「予定」は福岡市民会館でしたが、博多座も良く使われています。是非行ってみたい。
こしの無いうどんを食したい。
うどんにこしは求めない派です。
宙組の全国ツアーで味を占めたので、咲ちゃん率いる雪組で今度はそらくんも一緒に!
演者が半分になるので今まで気づけなかった生徒さんの良さもわかるというか、自分で発見する面白さを知りました。
秋月光さんの事なんですけどね。えへっ

また、友の会にも入ったので「初日」も狙ってみます。

同僚には子供が巣立つと寂しくてしょうがないよと言われていますが、私にはそんな気配はほぼありません。
これも宝塚と元々の気質なのでしょう。

今月は咲ちゃんの『オデッセイ』
年末よりウキウキが止まりません。
野口先生、どうぞよろしくお願いします。

そして、和希そら君ようこそ雪組へいらっしゃいました。
首を長くしてお待ちしておりました。
咲ちゃんや希和ちゃん達と良い舞台をつくってくださいませ。それだけです。




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宙組全ツ「アクアヴィーテ」①

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日にちが過ぎてしまいましたが、ショーの感想です。
初日と二日目がごっちゃ混ぜの上、日にちが経っているにも関わらず、所々変なテンションとなっております。



全国ツアーに宙組、そして「アクアヴィーテ」を持って来たことで劇団はツアーの大成功を確信していた事でしょうね。

もうそれ位、真風率いる宙組は最高だった!
何度も言ってますが1回位は1階席の前方で観たかったのはホント。
絶対そらくんが参加すると思っていたから。
だけど無問題。

だって、真風さんがね、神様だったのよ。
えっ私なんか変なこと言ってますか?
私見たんですもん

真風さんが登場した時、目が潰れるかと思った。
お顔ははっきり裸眼で見えましたが、全身がキラッキラ過ぎて体の形がはっきり見えなかったんです。
ホント神々しい。
天上界から人間界に降りてきた神様にしか見えず。
もしかして私たち人間には真風さんの姿は見えないのかと、慌ててオペラグラスを上げるとスーツ姿の真風発見。

その時、客席の上手側にちょっと首をかしげて目であいさつするような仕草をしたの。
かっこよ。
ああ、かっこよ。

真風の中には100%男役しかない。
そして神様だから何でもできるし、何でも知ってるし、みんなの事を分かってるの。
だから余裕あるの。
そんな感じ。
かっこよ。

もちろん人間界では一生懸命まじめに物事に取り組んでいる人は偉い人だけど、ここはほら「タカラヅカシティ」だから

尋常ではない夢の世界。
スターが踊り歌う天上界。
過剰な愛があふれる世界。

貴女がいる世界を忘れて目眩く迷宮の世界へようこそ。
そんなショーのメッセージを受け取りました。





出だしの構成が良いんですよね。
最初、怪しげな組長と黒鳥たちがはけた後にセンターにスポットライトが当たりトップスター登場。
椅子にハスに座っているのかっこよ。

グラス片手にアクアヴィーテの主題歌をアダルティーに歌唱。
そして段上で男と女が踊り、パラパラと登場した数人の男役たちが後方で各々ポーズ。
そして宝塚の花、美しい男役たちがこれでもかと舞台にあふれるように登場!
男役群舞で観客を魅了!

ここで2回目はずっと秋月光さんを探す私。
何故か私のセンサーが働いたらしく結構オペラグラスに入って来た。
真風の斜め後ろに居たりしたからね。

長い足を広げてかなり特徴のある振り。
男役はそれぞれ観客を誘ってそうな表情だったり、やる気のない表情だったり、いろんな顔で踊ってる。
もう、観客の手拍子が止まらず。
指笛が鳴るかと心配した。

真風や男役たちが一旦はけた後、後ろから潤花さんや娘役たちが男前に降りてくる。
腕を伸ばしておいでおいでの振り、そしてこんなの平気よと足を上げる振りのあと一人だけ残る潤花。

そこへ下手?から真風さんが戻りデュエットダンス。
すると段上に2番手桜木さんが上手より登場し歌唱、その後娘役とダンス。
ふたりが段上からおりると、今度は檀上左右より瑠風輝さんと鷹翔千空さんが登場し歌唱。

だぶん、本公演ライブビュでは桜木さんとそらくんだったはず。

二組のデュエットダンスをパンチのある歌で盛り上げます。
ここはずっとかまじゅんをガン見。
隣のおば様はときどき言葉にならない感嘆の声。
何となく胸に両手を当てているご様子


銀橋も花道もありませんが、藤井先生はこのプロローグだけで観客の心を鷲掴みにしました。
その後はあっという間に終わった。
はあ。

耳に残る主題歌と
ダンスを含めた人の流れがもう最高!


ここで比較のために思い出して頂きたいのが望海さんの「ガートボニート

潤花猫が上手花道へはけて行った後、反対側の下手よりひとこちゃんとみちるひまりが水色の衣装で銀橋を渡り上手でポーズ。
そしてセンターより望海さんがセリ上がりで登場。
歌うかと思ったら下手の2番手咲ちゃんにスポットが当たり悩ましく歌唱後、大階段に男役がずらり並んで降りて来るという流れが大変素晴らしかったが、今回はそれに匹敵。

いや、幕開きに持って来たことで、初めて宝塚のショーを見る観客を魅惑のタカラヅカワールドに誘いました。

藤井大介、凄いよ。
魂だけになって舞台の真ん中で観ていたい。
ずっと。
そんなショーでした。





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咲ちゃんの表情が良き!

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Tim Tam美味しい。
ファミリーマートでも販売していますが、こんなに種類があるんだ。


前記事では、
余りにも低いテンションで大変失礼しました。


昨夜は2年ぶりに会社の忘年会が開催され私も参加。
予約していた個室で、自分の年も忘れ、同僚たちとバカ話やら仕事の話やら家族の話やら、美味しい料理にも満足して帰宅致しました。


2次会は禁止令が出てましたのでそのままお開き。
来年の新年会はできるのか。
遠征は出来るのか。




「夢介千両みやげ」のポスターが出ましたね。
https://kageki.hankyu.co.jp/sp/revue/2022/yumesukesenryoumiyage/index.html


前回は背景無しのトップコンビ二人だけの画像でしたが、今回は緑のお山と春の桜を背景に、普段は優しい夢介がキリリとした表情でお銀と旅立つ場面、でしょうか。
嘘っぽい背景だ…笑
公演期間に合わせた?
宙組の色彩やテイストと余りにも違いすぎてクラク


表情は先行画像よりも良い感じになってます。
嬉しい。
前回は表情に少し影があるように見えたんです。
ポスターはもっとスッキリと前に歩みだそう感が出てます。
希和ちゃん和物メイクが上手い。
タイトルにふたりのシルエットも。

2番手あーさは切手。
遊び人の若旦那は何やら企み中?

三色団子は彩凪さんを思い出す。

茶屋の風情も含めて「大衆演劇」感満載。
ここからどこまで「タカラヅカ」に寄せてくれるのか。

ギュイーンと寄せても全く問題ありません。
大劇場の舞台装置を存分に使ってやって下さい。





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宙組 退団者発表

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今日は全ツ「アクアヴィーテ」の感想を書くつもりでしたが、宙組の退団者と次回の配役が発表されましたのでその感想を。


退団者の中にヘンリーの父親役をしていた穂稀せりさんのお名前もありました。
実際に観劇した生徒さんの退団発表はやはりインパクトがあります。それも最近の全ツだったのでね。


長年応援していたわけでも無く、宙組ファンとは名乗れないし、穂稀せりさんの本当の良さを語れるほど観ていたわけでもない私が言うのも何ですが、ちょっと早くないですか?


98期は組内では瑠風輝さん、月組では暁千星さん、雪組では綾凰華さん、星組では有沙瞳さん天華えまさんがいらっしゃいます。
いずれも組を背負う方々。
う~ん穂稀さんの退団はホントに残念。


ただ98期は今年研10、次のキャリアを考える時期に来ていたのでしょうか。




さて、ネバセイの配役も同時に発表。
過去の公演の配役を記載しているブログもありました。ありがとうございます。


その中に組長さんや早霧さん、凪七さんのお名前を発見しまして少し気持ちが回復。
しかしDVDを見て好きになった天羽珠紀さんのお名前もあり、穂稀せりさんもこんな良い役者さんなのになあと残念無念な気持ちがまた出てきました。


もちろん、ご本人が熟慮された末のものだと思いますので、次回の公演が素敵な公演となる事を願っています。




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宙組全ツ「バロンの末裔」③キャスト別

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山吹ひばり/ヘレン
リチャードの恋人、庶民代表役かな。
前半出まくりで後半どこにいるか探せなかった。
お屋敷のメイド役もやってたと思ったけど違った。
そらくんのバウでもヒロインのひとり、これから注目のジェンヌさん、桜木さんとの相性良し。


寿つかさ/ジョージ
執事役
私にとっては宙組の代表選手
花總まりの時代からDVDで見ているので感慨深い。
「ホテルステラマリス」では客のひとりでホテルの窮地を救う役。
「バロンの末裔」って「ホテルステラマリス」の前時代ものとしても見られる。


小春乃さよ/ミセス・サーティー
声が女中頭の声だった。
先にパンフレットを見たのでお芝居の間中何かやりそうな感じで見てしまった。



穂稀せり/ジェラルド
ワタシ的にサパで鮮烈なデビューを果たした穂稀せりは今回は優しいお父さん役。
お父さん良い人。



水音志保/イングリッド
観劇後、娘とふたりでお顔を絶賛していました。
スタイルも良くあの派手な衣装が似合ってた。
パンフレットではメイド役の写真。



愛未サラ/シャーロット
頭取の母親役。
1回目見た時はこちらがイングリッドかと思ったくらいパンフレットの写真が綺麗。
年の若い奥さんに見えたので後妻かなと思ったが、頭取の母親に対する態度からするとそうでは無さそう。




亜音有星/ヘンリー
期待のスターさんって事ですね。
こうやって押して行くんだというのをまざまざと感じた。そして期待に答えてた。
主演ふたりに絡む芝居もいい塩梅。
そして何と星組の蒼舞咲歩さんの妹さん!
星組で好きになった生徒さんの妹って何か嬉しい。




秋音光/ローバック
悪い顔が素敵。
兄ローレンスを破産に導く悪徳会計士、なんだけと小物なのでそこまで観客には嫌われない。
本当にローレンスが破産しても後悔しなさそうな感じはあった。

頭取室での愛未サラシャーロットとの小芝居は2回目はガン見。好きな生徒をずっと見てられるのは観劇ならでは。
照明の当らない所での小芝居をガン見したの初めて。
シャーロットにひたすらちょっかいを出されてた。
メインの芝居は邪魔せず。
ああいう小芝居は自分達で考えて作るの?
それとも演出家の指示?
どちら何ですかね?
どちらにしても又劇場でお会いしたい!





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宙組 全ツ「バロンの末裔」②キャスト別

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真風涼帆/弟エドワード・兄ローレンス
今まで真風の事を散々最高と言って来てなんですけど、語尾上がりだけはちょっとどうかと思う。
今回はイントネーションもおかしな事になってた。
演出家がOK出したのか、ツアーの途中からそうなったのか。
あれって昭和の頃やってた和製ミュージカル調で、古臭さを感じるのよね。
演出家によっても違っていて、小池さんでは感じた事は無かった。
ウエクミはたまにある。
サパでもやってた。
サパの時は「宝塚見てる」って感覚になったけど今回はやり過ぎ君でした。


エドワードって人生に於いて成功する人の典型的な人物だと思う。

行動力や判断力、頭取との交渉力、リチャードの話を聞いて新しい事業を始める提案をしたり、周りの人をうまく巻き込んで行く。
冷静沈着。
キャサリンとの事も判断を誤らない。
軍を退役後、経営者でも充分やって行けそう。


そして誰と結婚しても幸せになれる人。
悲しいけど多分そう。


愛する人を故郷に残してひとり去っていくエドワード、でもそこには悲しみだけで無く故郷や家族への愛を胸に去って行くんですね。
そんな所も後味が良かった。


こんな素敵なお芝居で退団した当時のトップスターとファンの方は幸せだったんじゃ無いでしょうか。


今回もスーツの真風最強説は続いてた。
もう生まれた時からスーツ着てたんじゃ無いだろうかと思うくらい。
スーツに無駄な皺が無いし足りないものも無い。
最充実期の真風はやっぱり最高にカッコ良かった。
娘も何度もそう言ってた。



潤花/キャサリン
病気の婚約者を看病する微妙な年齢のご令嬢役。
微妙なと言うのはパンフレットにはありません。
スタイルが良いのでどの衣装も似合ってたけど最後のパーティの白いドレスが品があって好き。
台詞も聞きやすく歌も安定してた。
前回のシャーロックでは歌ってる印象が全く無くてちょっと緊張したのごめん。
「雉撃ちの丘」でキャサリンエドワードに告白した後、一度ヘンリーがふたりの会話に入ってくる場面でもずっと緊張感を保っていて、その後のふたりのお芝居が見応えがあった。




凛城きら/トーマス
りんきら、声がにわさんに似てた。
マイクロフトの時は思わなったけど。
雪組でにわさんと兄弟役とかどうでしょうか。
どんな芝居になるかわからないが、雪組でお待ちしています。




桜木みなと/リチャード
前半からエドワードの友人として登場。
ちゃっかり者でうっかり者のリチャード、舞台にずっといた様な気がする。
瑠風の歌が余りにも良かったのでちょっとそこは分が悪いなと思ったけど、娘役といると何だかより素敵に見えた。宝塚マジックか。




瑠風輝/ウィリアム
父親の前時代的なやり方にに対抗しながらその尻拭いをする、同時に父親のやった事は知られてはいけないし、信念に反した事はしないが、父親を非難されれば感情的になりかばいもするという、2代目銀行頭取役。
それぞれの面が一人の人間として成立してた。
これからの時代を自分たちの時代と歌ってました。
彼女や奥方など相手役がいれば宝塚マジックが発動してもっと素敵にみえたかもね。
歌はホントに上手くて、音くり寿が花組の宝なら、瑠風輝は宙組の宝に間違いない。
そしてスターだった。




鷹翔千空/ブリンクリー
社長秘書でいつでも瑠風のそばにいた。
スタイル良すぎ
ソファで怯えて足を上げるのが可愛かった。
娘はスタイルを絶賛。






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宙組 全ツ「バロンの末裔」①

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公演の概要が出た時には、何となく若い頃成就出来なかった男女の恋愛話、不倫までは行かないけど、まあそれに近い話かなと予想。
焼けぼっくいに火がついたみたいな。
悲劇的にも出来るなと。


しかし、パンフレットにもありましたがウェルメイドなものに仕上がっていました。

シアターリーグのサイト
http://www.moon-light.ne.jp/termi-nology/meaning/well-made-play.htm


昔、映画やドラマでは良く使われていました。
ウェルメイド
良くできたドラマ
でも100%褒め言葉では無い。


正塚さんは「物語の展開を楽しむような、論理的な印象の演劇」を目指したのかな?


「雉撃ちの丘」のやり取りでキャサリン潤花が「地獄だわ」と嘆きながらもリチャード真風に決断を迫りますが、エドワード真風はお互い愛し合っていることを認めながらも兄を裏切る決断はしません。

キャサリンよ、
「あの時」決断しない者は「今」決断する事は無いんだ。


兄ローレンスを捨てる事は、倫理的にも社会的にも自身の居場所を失う事に直結する。
それはキャサリン潤花も同じ事。
二度と貴族社会には戻れない。


「私は誰かと結婚しなければいけないのよ」
女にとって切実な叫び。


18世紀から始まった産業革命、石炭によるエネルギー革命、そして社会構造の変革による中産階級の台頭、それに伴う貴族階級の相対的な地位の低下、もしくは没落

過ぎた時代のありふれた物語
誰かがエドワードで誰かがキャサリンだったかも
誰かがあなたで誰かが私


兄ローレンスを騙した二人も結果お咎めなし、病気で死ぬ人や決闘で死ぬ人もいない。

ホテルのお披露目ではリチャード桜木は非難していた頭取をウィリアムと呼びます。
ウィリアムの父親りんきらも気持ち良く泥酔。
ヘレン山吹はオーナー夫人?支配人夫人?
屋敷の使用人達は仕事を失う事は無く、小作人達も今まで通り。

大団円に向かって進んで行く物語を、音楽に乗って楽しむ事ができました。

あの早変わりも、お芝居が終わった途端に、娘とああでもないこうでもないと、喧々諤々。
一体どうなってるの?
2回目はベットの所をガン見してたがハッキリとはわからず。

久世さんの退団公演との事ですが、そうでなくても観客は劇場へリピートしそうな作品。


物語の展開や高橋さんの楽曲、そして私にとっては始めましての宙組タカラジェンヌ達、
色々な楽しみを見つけられたお芝居でした。





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NHK「映像研には手を出すな」第8回大芝浜祭

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今週は文化祭での作品発表と、カリスマ読者モデル水崎氏の両親への結果的カミングアウトの巻でした。

宝塚ファンの皆様、ご覧頂きましたでしょうか?

ロボ研の部長、大活躍!
泣きながら走りながらのご満悦。
ダダッターダダッター

最初は部活紹介の為のアニメ制作
今回はロボ研からの依頼でアニメ制作
そして次回は?

というところで、
今回実は重要人物がいたのわかりましたか?
日頃観劇の機会が多い宝塚ファンの方ならすでにピンと来た方も多いのでは?


私は創作の現場なんぞに一切関わった事はありませんが、「映像研には手を出すな」を観るとワクワクドキドキが止まりません。
何故?
それもこのアニメに惹かれる理由かもしれません。

NHK
https://www.nhk.jp/p/eizouken/ts/XQNJ2W39QP/





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宙組 最高!!!「バロンの末裔」「アクアヴィーテ」

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12/8と12/9の両日いずれも2階席で観劇。
咲ちゃんの福岡公演がコロナ禍で中止になったので、人生初の全国ツアーでございました。
地元でね。
チケットの確保であまりにもテンション上がりすぎ、その後下手2階席のほぼ同じような席に唖然とし、感情が急降下。

チケット必死で取ったのにもかかわらず、それから当日まで何だか損した気分でした。すまん
1階前方で真風&潤花見たかった、とかね。


しかし、そう思った自分を殴りたい。


2階席最高!
宙組最高!


まず、コンベンションセンター2階が見やすかった。
他県ではもっと素晴らしい劇場もあると思います。
大劇場に慣れている方には花道もなく物足りなかったかもしれませんが、初めて宝塚を見る地元の人も楽しめたはず。
2日目後ろに座っているおじさんがショーの間中、感嘆の声を出していました。

おじさん、気持ちはわかるけど次からは少し抑えてね。(笑)

そして2階席の為、お芝居でもショーでもダンスのフォーメーションが良く見えました。
オペラグラスも使いましたが、群舞は裸眼で「宝塚らしさ」を堪能。
そう、「宝塚らしさ」
「指先まで綺麗」と左隣のおばさまがおっしゃっていました。
2日目はずっと秋音光さんをガン見。顔が好き。


そして「歌」
正塚さんのお芝居であんなに歌があるのは初めて!
「銀の狼」雪組 主演:朝海ひかる
「デパートメントストア」雪組 主演:轟悠
「ラ・エスペランサ」花組 主演:春野すみれ
「ホテルステラマリス」宙組 主演:和央ようか
「愛するには短すぎる」星組 主演:湖月わたる
「マリポーサの花」雪組 主演:水夏希
「ロジェ」雪組 主演:水夏希
「ルパン」月組 主演:龍真咲

昔のDVDを集めて見ていた時期があったんですが、いずれも歌は少なかった。
「ラ・エスペランサ」も春野さんが出ていた割にはちょっと満足できなかった。
歌の部分でね。
ストーリーは楽しめましたよ。


今回は今まで見てきたのは何だったんだろう、と思うくらい「歌劇」でございました。


正塚晴彦、以下ウィキペディアからの引用です。
1952年生まれ
1976年宝塚歌劇団に演出助手として入団 24歳
1981年「暁のロンバルディア」でバウホールデビュー 29歳
1985年「テンダー・グリーン」で大劇場デビュー 33歳
1996年「バロンの末裔」 44歳

演出家としてデビューするまでに5年、大劇場デビューまでに9年掛かっています。
その後の作品は、
「ロマノフの宝石」主演:大浦みずき
「銀の狼」    主演:涼風真世
「メランコリック・ジゴロ」主演:安寿ミラ
ブラックジャック」主演:安寿ミラ
「ハードボイルドエッグ」主演:天海祐希
「二人だけが悪」主演:麻路さき

そして、今回の「バロンの末裔」となります。

全部見たくなりました。
配信お待ちしています。


そして今回の音楽は高橋城。
宝塚に嵌ったと同時に荻田さんにも嵌りまして、同時に高橋の音楽も好きになりCDも購入していましたので久世さんの「I WISH」は聞いたことがありました。
少し籠った声で切々と歌う別れの歌として聞きましたが、今回は真風さんの「王様感」が強くて、別れの哀しみよりも一歩踏み出していく決意の歌のように感じました。
真風、メチャクチャ余裕感じた。



また、お芝居の出だしで主要人物による歌があり、その人物の人となりが的確で、人生における「希望」を聞くことで、お芝居の中の立ち位置がはっきりと見えました。
ローレンスは「昔あった夢」でしたね。

今回、瑠風輝の歌が気持ちよかった。
正確な音に当ててくる感じが気持ちいいです。
望海さんを思い出した。
そしてスタイルも良く、渋さがない。
いわゆる路線スター。
2代目頭取の人間性が良く出ていて、後半は2番手の桜木さんより目立っていたかな。

リチャード桜木さんは恋人役のヘレン山吹ひばりさんとの掛合いが楽しかったし、庶民代表の力強さを表しているヘレンにちょっと尻に敷かれそうなのも似合ってた。
二人とも宝塚のアイドルスター的な感じでした。

正塚さんはどちらかと言えば頭取ウィリアムの方にシンパシーを感じているかも。
組織の中で地位があがり、自分のやりたい事ができる状況になった時ですら信念を通すことの難しさ。
社会に出たら感じる事ですけど、正塚さんも実感した何かがあったのでしょうか。


今まで宝塚ではお芝居よりも断然ショーが好きでしたが、今回「バロンの末裔」を見て宝塚もやるじゃんって思いました。

2回見ましたが2回とも面白かった。
むしろ2回目は早かった。あっという間に終わった。
ずっと終わらないで欲しかったよ。

ショーも文句なくザ・タカラヅカで、娘曰く「今までのショーで一番良かった。無駄なところが無い」そうです。
全国ツアーはこれからも是非2本立てでお願いします。





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真風涼帆の為の宙組全ツ!

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真風が格好良い
真風が格好良い
真風が格好良い


芝居もショーも
真風涼帆が格好良すぎ


1階下手の皆様お疲れ様でした
ショーの半ばから気持ち良く拍手出来ました


娘は珠城さんの次は真風さん押しになるそうです


サンエーコンベンションセンター店でお茶してさっき帰宅しました
カルディで「ぬって焼いたらカレーパン」も買えたので満足


感想は明日の観劇後に





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